ピックアップワイン

シャトー ラ ラギューヌ

2003 Château La Lagune

Cabernet Sauvignon 60% 
Merlot 30% 
Petit Verdot 10%
PP90 Wine Advocate #164 Apr.2006
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毎年当たり前のようになってしまった夏の酷暑ですが2003年の時点ではまだ例外的で異常な現象でした
かつて経験したことのないような気候に直面した各地の生産者たちはあらゆる場面において厳しい判断を迫られ続けたといいます
ブルゴーニュやアルザスでは従来の繊細で緻密な美点がマスキングされ、のっぺりした酸の焼けた味のワインとなったケースもあり生産者によって正否が分かれましたが
生産量はかなり減少したもののボルドーにおいては酷暑を味方につけ秀逸なワインに仕上げたシャトーも多く、一級や二級格付けの多くの横綱たちは欧米のワイン誌でも高得点をマークしていましたね
もちろんラ・ラギューヌも成功した生産者のひとりです
液面も高くコンディションの良いインデント品
バックヴィンテージの中でも特に玉数が少ない2003年ですので気になられた方はお早めに(^ ^
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シャトー・ラ・ラギューヌはメドック格付けの中で、オー・ブリオンを除くと、最もボルドー市内に近く、最南に位置しています。『ラギューヌ』という名前はフランス語で『干潟』という意味で、ジロンド河沿いの堆積地に位置しています。
ラ・ラギューヌのワインづくりのスタイルは、ポムロル的でもありグラーヴ的でもあると評されている。ある高名な批評家によれば「ブルゴーニュ的」でもある。この3つの形容はいずれもポイントをついている。時には強烈なヴァニリン・オーク(ほぼ毎ヴィンテージ、100%新樽を使うワイナリーのひとつである)やブラックチェリーのブーケのある、豊かで肉付きのよい、しっかりしたワインになることもある。ラ・ラギューヌのワインは通常、10年目を迎える頃にはすっかり熟成するが、15年や20年もつこともある。
ラ・ラギューヌは、品質も力も1966年以来、目に見えて向上させており、畑が古くなるとともに、一貫してメドックの偉大な(そして驚くほど良心的な値段の)ワインのひとつに数えられている。とりわけ目覚ましいのは1976年からであり、コストに敏感な消費者は、この見事につくられたワインこそ、ボルドーの格付けシャトーのなかでも断然の値打ちがあることに、ぜひ気づいていただきたい。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より